消化器癌外科医開発による遺伝子がん治療薬

消化器がん外科医開発による次世代の遺伝子がん治療

最先端のオーダーメイド型遺伝子治療薬です。

microRNAを内包したナノ粒子でがん細胞に集中的にアプローチします。
入院の必要がなく、外来で短時間の点滴投与による新しい治療法です。
副作用がなく、がん種に応じた精密な対応で患者さま一人ひとりに寄り添います。

microRNA封入ナノ粒子による癌治療

本来、microRNAも抗がん剤も投与したすべてが癌へ到達すれば著明な抗腫瘍効果を有します。
しかし、そのまま投与するとmicroRNAは血管内ですぐに破壊されるため、また、抗癌剤も正常組織に取り込まれるため、さまざまな副作用が発生します。それを防ぐためには、microRNAも抗癌剤も何らかの粒子のような器の中に封入し保護する必要があります。(図1)

ただ、その粒子はどのような大きさでもよいわけではなく、ナノサイズ、特に100ナノ以下でなければ癌へ集中的に送達されません。(図2)

【図1】 microRNA封入ナノ粒子による癌治療
【図2】

このmicroRNAは元々生体内に存在し、DNA合成の最終調整します。(図3)
microRNAは細胞分裂・増殖の根幹をなすため、このmicroRNAに異常が生じたり数が減少すると分裂・増殖に異常をきたします。(図4)
逆に、microRNAを補充することにより癌の分裂・増殖を抑制・制御し、癌細胞は自然死(アポトーシス)により消滅します。

【図3】
【図4】

microRNAによる癌治療の特長

特徴1

さまざまな癌に応じたmicroRNAを用いたオーダーメイド治療が可能です

特徴2

microRNAはナノ粒子に封入・保護されているためほぼ副作用がありません

特徴3

ナノ粒子は100ナノ以下のため癌へ集中的に送達されます

特徴4

入院の必要がなく外来での短時間点滴投与です

症例

大腸癌 多発性肝転移 62歳 男性

上行結腸癌術後の肝転移に対し抗がん剤(FORFOX)投与後、副作用(末梢神経障害)のため中止。
CT画像上、肝転移巣の増大を認め、また腫瘍マーカー(CEA・CA19-9)上昇。
microRNA封入ナノカプセル投与により、画像上消失。
経過中および経過後も副作用は認めず。

投与前

投与後

投与前

投与後