介護現場の声から生まれた
簡単・安全・低侵襲の排便補助ケア用品

嵌入便(かんにゅうべん)とは、直腸下部で固まった石のように硬い便です。

老化や脊髄障害により、直腸周囲神経や肛門括約筋の機能低下により直腸内便滞留時間が延長します。
便の停滞により便中水分が過剰に吸収され、便が硬化し、自力での排便が困難になります。
「摘便サック」は、開閉式サック面により硬化した嵌入便を単回で簡単かつ安全に摘出できます。

排便のメカニズム

直腸内に便が滞留すると直腸内圧が上昇します。
内圧が40~50mmHg以上になると直腸壁が伸展され骨盤神経が刺激されます。
刺激信号は仙髄(排便中枢)から視床下部・大脳皮質へ伝達され、便を促す信号となり仙髄(排便中枢)へ戻ります。

この信号は直腸壁内骨盤神経へ伝搬されて直腸肛門反射が惹起されます。
内肛門括約筋が弛緩し、便は外肛門括約筋付近へ移動します。
この外肛門括約筋は随意筋であるため排便のためのイキミにより便は体外へ排出されます。

嵌入便の発生メカニズム

老化や脊髄障害により、蠕動運動や直腸周囲神経・肛門括約筋の機能低下により直腸内便滞留時間が延長します。
便の停滞により便中水分が過剰に吸収され、便が硬化し嵌入便が形成されます。
「摘便サック」は、開閉式サック面により硬化した嵌入便を単回で簡単かつ安全に摘出できます。

排便と嵌入便発生のメカニズム

排便と嵌入便発生のメカニズム

【摘便サックの原理】

人差し指に装着した摘便サックを肛門内に挿入すると、外筒が肛門で停止し、サック本体のみ直腸内に挿入されてサック面が開き、嵌入便(硬便)を摘出することができます。
初めての方でも、簡単に1回で摘便が完了します。

摘便サックによる嵌入便摘出

【摘便サックと従来法の比較】

項目 摘便サック(本製品) 従来の摘便
手技 開閉式サック 示指のみ(時に複数指)
技術差 なし あり
手技回数 1 回 複数回
摘便時間 約 8 秒 約 5〜10 分
介護者 苦痛なし 苦痛あり
偶発症 肛門違和感 肛門裂傷・直腸損傷
摘出量便(イメージ)写真 摘便サックで摘出した便(約13㎤) 平均 13㎤ 従来法で指先に付着した便 示指表面付着分のみ
同一スケールでの摘出量の比較
同一スケールでの便(イメージ)1回摘出量の比較 左:摘便サックで摘出(約13㎤) / 右:従来法の付着分

医療法人 医潤会 データ

【安全性】

摘便サック使用後の直腸内視鏡像

直腸上部(洗浄後)

サック面は、ソフトで弾力性のあるTPS素材のため、摘便後も直腸粘膜と肛門は正常に保たれている。
安全に摘便が完了します。

【使用方法】

使用方法

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