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甲状腺癌

icon甲状腺癌

1:甲状腺について

甲状腺は、前頸部中央にあり気管を取り囲むように位置しています。重さ10〜20g程度の小さな臓器で右葉、左葉、中央の峡部から構成されます。甲状腺の裏側には、発生機能のための反回神経があります。

甲状腺は、基礎代謝の亢進、脳や骨の成長、脂質や糖の代謝を促す甲状腺ホルモンを生成、蓄積、分泌しています。また、血液中のカルシウム濃度の調節に関わるカルシトニンというホルモンも分泌しています。

2:甲状腺癌について

甲状腺の発生した癌で、乳頭癌、濾胞癌、低分化癌、髄様癌、未分化癌、悪性リンパ腫などがあります。

乳頭癌は、甲状腺癌の中で最も多く、約90%を占めます。リンパ節への転移が多くみられますが、進行が非常に遅く予後がよいとされており、生命に関わることは稀です。

なお、乳頭癌、濾胞癌、低分化癌をまとめて甲状腺分化癌といいます。髄様癌は、甲状腺内のカルシトニンを分泌する細胞が癌化したもので、甲状腺癌の中の約1〜2%です。分化癌より症状の進行が速く、リンパ節、肺、肝臓への転移を起こしやすい性質があります。

また遺伝性(家族性)の場合もあります。未分化癌は、甲状腺癌の中の約1〜2%です。進行が速く、甲状腺周囲の臓器(反回神経、気管、食道など)への浸潤や肺、骨などへ遠隔転移を起こしやすい悪性度が高い癌です。

悪性リンパ腫は、甲状腺癌の中の約1〜5%です。慢性甲状腺炎(橋本病)を背景としている場合が多いとされています。

3:統計と発生要因

年間発生数は10万人あたり12.3人です。女性に多い傾向が見られ、特に20〜30歳代の女性では主な癌種の1つです。30歳頃から多くなり、70歳代で最も高くなっています。
発生要因は明らかではありませんが、若年時(特に小児期)の放射線被曝はひとつの要因とされています。

4:症状

通常は、しこり以外の症状はほとんどありません。進行するとまれに、嗄声や喉頭部の違和感などが現れることがあります。

5:治療

悪性度の高い未分化癌以外は基本的に外科的手術が選択されます。その他、放射線治療、内分泌療法や抗癌剤治療が行われます。

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