遺伝子カプセルによる副作用
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1.投与遺伝子
投与遺伝子による短期・長期的な副作用については未知の部分が存在します。
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2.血管内塞栓
DDSとして使用する炭酸アパタイトは全ナノサイズ(最大粒径700ナノ以下)であり、また凝集抑制剤添加により塞栓などの危険性は極力排除しています。
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3.粒子の凝集抑制剤添加物による副作用
凝集抑制剤添加物は、全て生体投与が認められている物質を使用しており、安全性には十分な確認をしています。
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4.高Ca・P血症
①Ca量は基準値内であるため心筋などへの悪影響はほとんどない
②粒子の血中半減期も約4分であり、速やかに体外へ排出されます。 -
5.アナフィラキシー
無機物のため可能性は少ないと思われますが、投与遺伝子については未知の部分が多くその可能性は否定できません。
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6.感染症
ウイルス除去などの操作によりほぼ排除しています。
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7.その他の副作用
上記以外にも未知の副作用があり、またヒトへの炭酸アパタイトを使用した遺伝子治療は世界初であるため、最悪の場合、死亡事故も考えられ、想定外の副作用は否定できません。
ただし、投与するmicroRNAに対する生体反応により、まれに微熱が発生する方がおられますが、microRNAはナノ粒子に全て内包されているため、ほとんどの方が副作用を認めておりません。