希少疾患である膵神経内分泌腫瘍の発生率は増加しており、根治治療としては外科手術が行われるが、外科切除不能な場合には薬物療法などが行われる。
アルキル化剤であるストレプトゾシン(STZ)による化学療法は、特にKi-67指数が高く、進行した膵神経内分泌腫瘍に有効であることが報告されているが、その背景となる膵神経内分泌腫瘍の病態は明らかとはなっていない。
今回、東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 肝胆膵外科学分野の研究グループは、進行性の膵神経内分泌腫瘍で用いられるストレプトゾシン療法の治療効果予測マーカーとしてMGMT遺伝子の重要性を明らかにした。
本研究成果は、国際科学誌Scientific Reportsにオンライン版で発表された。