●生活習慣リスク因子と胃がん罹患予測モデルの精度について
2020年11月27日 癌研究情報
今回、生活習慣リスク因子とABC分類を用いた個人の胃癌罹患予測モデルの精度についての多目的コホート研究成果がCancer Epidemiolにおいて報告された。 秋田県横手市雄物川町の45~64歳の約1300人を対象に、 …
●体格と脳腫瘍の罹患リスクとの関連について
2020年11月26日 癌研究情報
今回、体格と脳腫瘍の罹患リスクとの関連について、多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果がAnn Epidemiolにウェブ報告された。 岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県 …
●免疫チェックポイント阻害薬による下垂体副作用の特徴
2020年11月24日 癌研究情報
免疫チェックポイント阻害薬は、癌に対する免疫反応を高めることで抗癌作用を示す癌免疫治療薬です。 日本では悪性黒色腫、肺癌、腎癌、頭頸部癌、ホジキンリンパ腫、胃癌、尿路上皮癌、乳癌等で近年保険が適用され、使用が拡大している …
●食道がん術後補助療法としてのペプチドワクチンの有用性を証明
2020年11月21日 癌研究情報
本邦の食道癌の95%近くを占める扁平上皮癌は、早期から広範囲かつ高頻度にリンパ節に転移するため極めて予後が不良の癌種である。 ステージ1を除く切除可能進行食道癌では、術前に化学療法で全身の微小転移の根絶を図るのが標準治療 …
●乳がん細胞株で高排出される中鎖不飽和脂肪酸の同定に成功
2020年11月20日 癌研究情報
従来より、癌の発見にはさまざまな方法があるが、簡便で非侵襲的でありかつ高精度な方法が求められている。 そのなかで、訓練されたがん探知犬が高精度に癌患者呼気を嗅ぎ分ける研究が進んでいる。 呼気による癌診断は、被験者への負担 …
●オートファジー細胞死を誘導する抗体-超分子結合体の設計
2020年11月19日 癌研究情報
環状糖類であるシクロデキストリンの空洞部に高分子が貫通した超分子ポリマーであるポリロタキサンは、医薬や生体材料としての応用も検討されている。 以前、メチル化 β-シクロデキストリン(Me-β-CD)を含有したポリロタキサ …
●がん細胞核膜分子輸送装置内部構造のナノ動態の追跡に成功
2020年11月17日 癌研究情報
細胞内の核内に存在するDNAへの情報伝達は、核膜における唯一の分子輸送ポアを形成する核膜孔複合体(NPC)である分子ナノゲートを通過し、癌細胞の異常増殖や転移・浸潤などの悪性形質を促進する。したがって、NPC の作動原理 …
●卵巣がんに対する新しい治療標的の発見
2020年11月16日 癌研究情報
卵巣癌は、婦人科の悪性腫瘍の中で予後の悪い癌種のひとつで、罹患率および死亡率は年々増加傾向にある。 卵巣癌には DNA 複製を阻害する白金製剤と細胞分裂を阻害するタキサン系薬剤の併用による化学療法が有効であるが、治療中に …
●腹膜転移を有する膵がんに対する腹腔内投与併用療法
2020年11月14日 癌研究情報
膵臓癌は、診断時に70-80%の症例が局所進行や遠隔転移のために切除不能であり、さまざまな消化器癌の中でも極めて予後不良であり、5 年生存率は10%前後である。 その中でも腹膜播種を伴う膵臓癌は、腹水や腸閉塞のために低栄 …
●抗体医薬の抗がん作用を高める環状ペプチドを発見
2020年11月13日 癌研究情報
近年、化学療法にはめざましい進歩があり、癌細胞や正常細胞に存在する特定のタンパク質に作用する分子標的薬を用いた癌治療が行われているが、薬剤の製造コストや副作用の面などから、低分子薬と抗体医薬の特性を併せ持つ中分子サイズの …