●スライムの性質を利用した革新的がん治療法
2020年7月21日 癌研究情報
ボロノフェニルアラニン(BPA)は、癌増殖抑制および死滅効果を有するホウ素製剤である。 ただ、BPAは癌に選択的に集積することができるが、癌に長期的に留まることができず、その滞留性を向上させる必要があった。 今回、液体の …
●ICGを用いた腸管血流評価による術後縫合不全の予防ができる
2020年7月20日 癌研究情報
大腸癌は、主に大腸粘膜が腫瘍化したポリープから発生し、次第に粘膜下層や壁内部のリンパ管や血管内部に侵入しリンパ節や肝臓、肺など別の臓器に転移し、また大腸壁外まで広がり腹腔内に播種を起こす。 年間発生数は約158,000人 …
●中咽頭癌患者の個別化治療に貢献する遺伝子修飾異常の発見
2020年7月18日 癌研究情報
近年、中咽頭癌、特にヒト乳頭腫ウイルス関連中咽頭癌は増加の一途をたどり、特に、米国では、HPV 感染の増加により中咽頭癌が急増しているが、HPV 関連中咽頭癌は HPV 非関連中咽頭癌と比べ放射線治療効果が高く予後が良好 …
●3次元解析を用いて抗がん剤の薬効評価手法の確立
2020年7月17日 癌研究情報
癌治療において、無数の遺伝子が、癌の発生・進行に関係していることや、遺伝子発現パターンが個人によって異なることが明らかになっている。 そのため、抗癌剤を汎用的に投与する治療法ではなく、数ある抗癌剤の中から個人に最適な治療 …
●ネスキープと粒子線治療組み合わせ、膵がんに新治療
2020年7月16日 癌研究情報
粒子線治療は放射線治療の一種で、癌病巣をピンポイントに狙い撃ちでき、従来の放射線治療に比べ、正常組織へのダメージを低く抑えられる特長がある。 しかし、隣接臓器への被曝による問題があり、その副作用解消を目的としてネスキープ …
●卵巣がんなどを検出できる蛍光試薬の開発
2020年7月14日 癌研究情報
葉酸はビタミンB群の一種で、DNA合成に必要であり、すべて細胞分裂に必要なビタミンB12が含まれる重要な反応についての基質である。 葉酸はいくつかのDNAの生合成に必要であるため、葉酸が欠乏すると多量のDNAを必要とする …
●血液を用いて簡便かつ高い精度で脳腫瘍を診断できる
2020年7月13日 癌研究情報
原発性脳腫瘍は、脳細胞や脳膜、脳神経などから発生した腫瘍であり、転移性脳腫瘍は、他の臓器癌が血行性に脳に転移したものである。 悪性脳腫瘍は主に脳実質に発生し正常組織との境界は不明瞭で、また増殖速度は速く周囲組織に浸潤して …
●潰瘍性大腸炎癌化リスク診断法の開発
2020年7月11日 その他
炎症性腸疾患とは免疫機構の異常により免疫細胞が腸管細胞を攻撃することにより腸管に炎症を引き起こす疾患である。 主に潰瘍性大腸炎とクローン病の2種類がほとんどを占め、ほかに腸管ベーチェット病などの稀な疾患もあるが、特に潰瘍 …
●進行卵巣癌の悪性化に関わる新たなメカニズムを解明
2020年7月10日 癌研究情報
卵巣癌は卵巣に発生した癌で、約90%は卵巣の表層を覆う細胞に由来する上皮性腫瘍であり、初期はほとんど自覚症状がなく、下腹部にしこりが触れる、腹部膨満感などの症状から卵巣癌が発見されることもあるが、すでに癌が進行しているこ …
●がん遺伝子パネル検査の共同研究開発を開始
2020年7月9日 癌研究情報
従来、癌の発見・診断などの検査は内視鏡や骨髄穿刺など侵襲的なものが多く、身体への大きな負担があった。 ゲノム医療の発達には目覚しいものがあり、その促進に、最近はLiquid biopsyという非侵襲的な検査が寄与している …